自転車の部屋
 

「バイコロジー・シンポジウム2011 in 奈良」
あいさつメモ

(2011年3月12日:午後2時30分)
於いて:奈良東大寺総合文化センター
」

 皆様こんにちは。ただいまご紹介いただきました、財団法人日本自転車普及協会会長の阿部でございます。シンポジウムの開会に当たり、主催者を代表して一言ご挨拶申し上げます。
 ただいま司会の方も触れられたように、昨日東北関東にまたがって巨大地震が発生し、多くの方々が被災され、お亡くなりになりました。心からお見舞いを申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます。

私自身も昨日、皇居前のビルの八階で震度5強の大変な揺れに遭遇し、関東大震災の再来かとあわてたほどでした。公共の交通手段が全て絶たれてしまったのですが、今日のシンポジウムもありますので、赤坂の事務所まで歩いて帰り、更にそこから自宅まで2時間半かけて帰りました。今朝は今朝で、総武線の東中野駅で1時間待たされたあげく、都営地下鉄大江戸線、メトロ地下鉄の丸ノ内線を乗り継いで、東海道新幹線に予定より1時間遅れて乗車して、なんとか奈良にたどり着き、こうして無事ご挨拶をすることができほっとしているところでございます。

 会場の皆様がたには、そのような状況の下「バイコロジー・シンポジウム2011 in奈良」にご来場いただき、心から歓迎申し上げるとともに、御礼を申し上げます。

 また、このシンポジウムを、新築されたばかりの東大寺総合文化センターという立派な場所で、このような形で実現していただいた地元奈良県の関係各位に心から敬意を表し、感謝申し上げる次第でございます。

 ご承知のように自転車は私どもにとってもっとも身近な乗り物であり、交通・運搬手段として実用面で活用されるだけでなく、スポーツにレジャーに幅広く活用されております。特に最近では、地球温暖化問題が深刻化する中で、また、健康指向が高まる中で、自転車の環境に優しく、健康にいいという特性が注目され、自転車を短距離交通手段として、もっと積極的に活用しようという機運が世界中で盛り上がっております。

 私どもの財団法人日本自転車普及協会は、こうした機運の中で、この大変な優れもので、21世紀の乗り物と言うにふさわしい、自転車の普及に様様な形で取り組んでいるのでございますが、その活動の一環として、バイコロジー運動を推進しております。バイコロジーとは、バイク(自転車)とエコロジー(生態学)からの造語でございまして、最もエコロジカルな自転車の活用を通じて、エコロジカルな社会を作ろうという運動でございます。始めたのは、1972年、40年も前のことでありまして、時代がやっとバイコロジーの理念に追いついてきた感があります。

 実は、歴史と文化を誇る世界文化遺産の街奈良と私どもの財団法人日本自転車普及協会とはこれまでも大変密接な関係にありまして、様々な形で、ご協力、ご支援を賜っておりまして、いつも深く感謝している次第です。

 平成20年10月にも、第18回バイコロジー全国大会を開催していただいきました。
 また、昨年の平城遷都1300年記念祭、大成功裏に終わったと伺っておりますが、その折には、メイン会場で、自転車を利用した奈良の周遊観光を促すこと等を目的に、開催期間中(4月末から11月上旬)、来場者に対するレンタサイクル社会実験もやっていただいております。
 それになによりも、私どもの団体が主宰するツアーオブジャパンの奈良ステージは、このホールにすぐ近い大仏殿前から走り始めるという形で、第4回大会から過去11回にわたり連続して開催していただいており、今年も5月16日にお願いする予定であります。

 このシンポジウムの主管団体である「奈良県バイコロジー運動推進協議会」、長年にわたりバイコロジーを推進する実に様様な活動を実施しておられ、今日も午前中から関連のイベントを開催していただいておりまして、私どもとしても、大変ありがたく、心強く思っております。

 また、今回のシンポジウム(トークショー)が、「荒井知事と巡る、奈良自転車トーク」と銘打たれ、荒井知事ご自身が出席され、奈良県において、いかに自転車利用を促進していくかについて、お話していただけるということで、まことにありがたく、深く感謝申し上げます。荒井知事には、昨年の第14回ツアー・オブ・ジャパンでも、開会のご挨拶をいただいております。
 わたくし、公共交通機関としてのレンタサイクルを成功させているパリやリヨンを訪れた際、成功の秘訣は何かと聞きましたところ、自転車の利用を促進するには、多面的・多角的なアプローチが必要なので、なんと言っても、その地域の首長の強い政治的意志が第一であると、地元の幹部が強調しておりましたが、その意味でも、世界文化遺産の街奈良を本物の自転車利用の街へと精力的に推し進めておられる荒井知事のリーダーシップは何よりも心強く、本日は、大変いいお話をうかがえるものとたのしみにしております。
 また、出演者のお一人の倍厳さんは、TOJ奈良ステージの実行委員長として毎回大変なお世話になっております。
 県知事をはじめ、このシンポジウムの趣旨をご理解の上、参加を快諾していただいた多彩な出演者、コーディネーターの皆様には、心から感謝申し上げます。

 本日、ここにお集まりの皆様は、日頃から自転車に親しまれ、自転車乗用環境や環境問題に対して深い関心をお持ちの方々と存じますが、この催しをきっかけに自転車に乗ることを、更に愉しみにしていただき、奈良県・奈良市をこれまで以上に、本物の自転車社会にしていただければ幸いでございます。
 
最後になりましたが、本イベントの開催に当たり、多大のご協力とご支援をいただきました関係各位に対しまして、心から御礼申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。

 

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