僕の日記1952年
1952年8月21日木曜日 天気:
 

8月21日木曜日

 このごろ将棋熱が盛んになった。やる者といえば、僕と姉と弟二人の計四人である。一番下の弟はまだ六つであるが、姉や上の弟としてときたま勝って「勝った勝った」と喜んでいる。

 うちで一番強いのは僕だろう。まだうちの弟に敗れたことは一回もない。

 よく五目並べなどには賞品をつけてやる。

 今も、弟二人がしている。ときたましているのを見ると王手といって「なまった、ねまった」と言っているが、ちゃんと逃げるところがある。王の前にあるのをのけると王手になるのに知らず動かす。こっちもこっち、そんなことは知らないで王の危ないのはそっちのけ、食べたり食べられたりしている。

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