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2001/8/5掲載 |
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56本因坊戦、 碁聖戦、 26期名人戦、 NHK杯 |
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今年の本因防戦は、面白かったですね。 昨年、本因坊位を獲得した王 銘王宛九段に 挑戦するのは、同じ台湾出身の張栩七段、弱冠21歳の若者です。若いにもかかわらず、舞台度胸満点、そのせいか、両者とものびのびと戦って気持ちのいいシリーズになりました。 第一局から第六局まで、黒番を入れ合い、最終局は握りなおして張栩七段が黒番を引 き当てたが、白番の王が中押しで勝って初防衛に成功した。2−3と角番に追い込ま
れながら、第六、第七局と勝った本因坊の底力、しかも、いかにも彼らしいはつらつとした手 を最後まで打ち続けての勝利だけに価値がある。見応えがあった。 同じ毎日新聞社主催の将棋の名人戦が、第六局まで先番が入り最終局で後手番を引き当てた丸山名人が初防衛に成功したのとまったく、同じ星取であり、めったにない面白い偶然だった。もっとも将棋名人戦で敗れたのは三度目の復位と目指す谷川九段で、若い張栩七段とは対照的なベテランだったが。
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碁聖戦では、小林光一九段が、頑張っている。持ち前の闘い上手なところを遺憾なく発揮して、星取では2-1だが、3-0でもおかしくない内容だ。 一方、山下敬吾碁聖のほうは、自分の戦い方がいまいちはっきりしないまま土俵に上がったような感じで、これまでのところ押されっぱなしだ。昨年ののびのびした打ち方が見られないのが、少しさびしい。 彼は、新人王戦では、四連覇をかけてすでに決勝戦への進出を決めているが、やはり新人王と碁聖では、重みが違う。若手のホープとして巻き返しを期待したい。第4局は8/15である。
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王棋聖、羽根直樹、小松九段陥落 |
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59歳の林海峰九段が、35歳の依田紀基名人への挑戦を決めた。今期の名人戦は大混戦であったが、その中から、林海峰九段が抜け出し、見事、挑戦権を獲得したのだ。 同じ世代だけに、昭和39年当時飛ぶ鳥を落とす勢いの坂田栄男名人を倒して、弱冠23歳の若い名人として登場したときから、その活躍ぶりをずっと見てきた。大竹秀雄九段とともにチクリンと並び称されてきたが、本当に息の長い人で、59歳で今度は、名人位への挑戦である。ひょっとすると復位もあり得ると思わせる力を今も持っている。 今期、リーグから陥落したのが、王立誠棋聖と羽根 直樹八段、小松秀樹九段である。 三冠王の王立誠棋聖は、よもやの陥落で、8月2日に行われた名人戦リーグの最終局で、趙治勲九段に敗れ、一つ残っていた陥落枠の貧乏くじを引いてしまった。 今期名人戦に登場した三人のうち、林海峰九段は挑戦権を獲得、趙善津九段は残留、小松秀樹九段は即、陥落となって、大きく明暗を分けた。陥落した羽根直樹八段も棋聖、名人、本因坊の三大リーグに参加しているが、どのリーグでも成績は今ひとつ。大飛躍を期待したい。
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今期の一回戦の最終局に登場した、小林泉美女流名人、よく戦ったのですが、最後は1目半の敗退。今期登場した女流棋士7人はいずれも一回戦を突破できず、これで全滅と言うことになってしまいました。 小林泉美女流名人は、NHK杯に登場すると、昨年までかならず男の大物棋士を倒して囲碁ファンの話題をさらったものでしたが、今年は女流名人というタイトルと、これまで女性陣が一人も勝てなかったというプレッシャーがあってのことでしょうが、どうも手が伸びず、最初から、勝ちにくい碁形にしてしまい、最後1目半だったのは、よくあそそこまで盛り返した、というのが、率直な感想です。 この女性陣の戦績では、NHK杯への選出基準が、女性に甘いと言われても仕方がないように思います。 女流のタイトルをとれば、四段五段の低段でも参加できる一方、男性の場合は、四段五段では、選出されない。この際、きちんとした選考基準を公にし、予選を実施したらどうでしょうか。 目の肥えた囲碁ファンは、やはりレベルの高い闘いを見たいのです。
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