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| 本の目次
保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』 草思社 2003.10.30 保坂和志『世界を肯定 する哲学』 ちくま新書 2001 保坂和志『カンバセーション・ピース』 新潮社 2003
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昨日、保坂和志の『書きあぐねている人のための小説入門』
を読み終えた。 そこで、その面白みの源泉を探る意味でこの『書きあぐねている人のための小説入門』を読んだのだが、これまた、通常の小説入門の類と違って、テクニック などを伝授するのではなく、小説とは何かということについて、徹底的に考えた本で、しかも、小説を書く人は、自分でこれまでにない小説を作り出していくよ りないと突き放しつつ、新しい小説を書くためのヒントを、実作者の立場から、いろいろと親身にアドバイスしてくれ、本当に小説を書きたい人にとっては、有 益な本である。 その実践編が『カンバセーション・ピース』であることを思うと、あの本の面白さ、読ませる力が、小説とは人間に対する圧倒的な肯定であるとし、読んでいく過程そのものが野球の好試合を観戦しているときのように面白いものであるべきだとする作者の小説観が、見事に結実していることに舌を巻かされるのだ。
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