囲碁雑記 2

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(2000/8/9掲載)
 No.  タイトル
1 ◆名人戦:依田紀基九段、昨年に続き挑戦権獲得。
2 ◆碁聖戦:挑戦手合い五番勝負は第4局へ
3 ◆本因坊戦:王銘えん九段、新本因坊に

(2000/7/16掲載)
1 碁聖戦挑戦手合い五番勝負、
挑戦者山下敬吾六段が、出だし好調で2-0とリード
2 本因坊戦挑戦手合い七番勝負
挑戦者王銘えん九段、3-2と趙善律本因坊を角番に追い込む。
3 名人戦挑戦者
王銘えん九段の本因坊位に次いで連続挑戦か。あるいは依田紀基か、羽根直樹か。
目次
(2000/6/16掲載)
1 本因坊戦1勝1敗
2 やっと山下敬吾六段挑戦試合に登場
3 将棋名人戦は最終局へ

 
(2000/4/25掲載)
 No.
タイトル
1.
小林光一三冠、十段戦貫禄の三連覇
2.
王銘えん九段、図らざる本因坊位挑戦権
3.
半目に泣いた柳時薫、半目に笑った大竹英雄



(2000/3/19掲載)
王立誠王座、ついに棋聖位獲得、趙治勲、名人一冠へ

青木喜久代女流名人位、防衛(2000/3/8)。小林泉美四段、またしてもタイトル戦で破れる


(2000/2/23掲載)
第24期棋聖戦七番勝負第4局、王立誠王座、逆転で趙治勲棋聖を破り、2-2のタイ


(2000/2/15掲載)
第24期棋聖戦:趙治勲棋聖2-1で、挑戦者王立誠王座をリード

第38期十段戦:挑戦者に中野寛也九段

第47期NHK杯:趙治勲棋聖と柳時薫の大熱戦(2月13日放映)

第55期本因坊戦リーグ:本命趙治勲棋聖単独トップ

女流棋戦:気になる小林泉美四段の不調


(2000/6/16掲載)
本因坊戦1勝1敗

 いよいよ趙善津本因坊に王銘えん九段が挑む本因坊戦7番勝負が始まりましたね。
 ところが、第一局がいきなり初日に終わってしまうという予期せぬ立ち上がり。二日制で初日に終わったのは20数年ぶりとか。それにしても、天下の大タイトル戦で、しちょうを見逃して59手での投了とは、挑戦者の王銘えん九段、よほど緊張していていて、異常な精神構造にあったとしか考えられません。ぽっかり大きな思考の空白があって、見事にそこにはまりこんでしまったのでしょう。観戦記を書く人泣かせの一局でした。
 しかし、さすが王九段、第一局の痛手からたちまち回復し、第二局は、快調の打ち回しで、半目勝ち、半目とは言いながら、厚い半目のようでした。これで1勝1敗。勝負は5番勝負に持ち込まれましたが、趙善津本因坊も、第二局、劣勢ながらしぶとく半目差まで追い上げるなど、勝負にもかなり泣きが入ってきており、なかなかいい勝負が期待できそうです。
 ところで、王九段は、名人戦リーグでも星を伸ばし6勝1敗でトップに立っています。ひょっとするとダブル挑戦の芽が出て来ないとも限りません。追うのは、5勝1敗の依田紀基九段。こちらも各人、後、1ないし2局を残す終盤にさしかかっており、目が離せませんね。

やっと山下敬吾六段挑戦試合に登場。

 昨年来タイトル戦の挑戦者決定戦に二度も出て二度ともチャンスを逸していた山下六段が、三度目の正直というか、碁聖戦トーナメントの決勝で片岡聰九段を下して、やっと挑戦手合いの檜舞台に登場してきましたね。
 これも不思議な縁というのでしょうか、山下六段が挑戦権を争った天元、十段、碁聖、三つのタイトルを持っているのが郷土旭川の先輩棋士小林三冠王なのですから、面白いものです。
 山下敬吾六段が、小学生の一年生のときでしたか、小さな身体で、小学生名人を取り、翌年は、負けて泣き出したのを覚えています。プロの道に転じ、爾来、大器大器と騒がれ、その期待に応えるようにこれまで抜群の成績で昇段してきたのですが、新人王以外には大きなタイトル戦と縁がなく、戦績の割にはタイトル戦での実績は今ひとつだったのですが、これで、やっとチャンスを掴みました。
 対する小林碁聖、ひと頃の不調から完全復調なって現在三冠を維持する実力者で、最近も12チャンネルの早碁選手権で、山下六段と対戦し、山下得意の初手天元打ちの布石を軽くいなして快勝しておりましたし、十段戦では挑戦者の中野寛也九段を3-0のスコアで圧倒したように、下手をこなすのも手慣れたものがあります。
 とはいえ、上り坂にある山下六段、一局ごとに実力を上げ、小林三冠王から、一冠奪取して欲しいものですね。趙治勲名人、林海峰九段、大竹英雄九段、石田芳夫九段、小林三冠王にしてもにしても、22歳の山下六段と同じような年頃に大きなタイトルを獲得し、それ以来ずっと第一線で活躍しているのですから、決して早すぎることはないのです。
がんばれ山下六段!

将棋名人戦は最終局へ

 ちょっと、将棋界の話に飛びますが、名人戦第六局、挑戦者の丸山八段が勝って、これで3-3のタイスコア、三年連続で最終局に勝負が持ち込まれることになりましたね(6/15)。
 名人の佐藤康光が、二連敗し、一方的なスコアになるかも知れないと心配しましたが、その後名人が三連勝して、挑戦者を角番に追い込んでの第六局でした。丸山は先番で得意とする角替わり戦法を採用、角番を見事しのぎきってタイに持ちなおしたものでした。
 最終局は、改めて先後を決めなおしますが、さて、最終局を制するのはいずれか。こちらも気になります。


(2000/4/25掲載)
小林十段、貫禄の三連覇
 小林光一十段は、挑戦者の中野寛也九段を寄せ付けず、3-0で第38期十段位を防衛、これで三連覇となった。いい碁はすんなり勝ち、悪い碁は、難しく難しく打って逆転するという、かつての強いときの小林十段が戻って来たようで、中野九段には申し訳ないが、小林十段とタイトルを賭けた土俵で、五分に渡り合えるところまでは、まだ、いっていない。

王銘えん九段、図らざる本因坊挑戦権

 4月3日に打たれた第55期本因坊戦リーグ戦最終局、それまで4勝2敗で趙治勲全本因坊、柳時薫七段、王銘えん九段の三人が並んでおり、順位がものをいう本因坊戦リーグ戦の規定で、下手をすると、勝っても挑戦者決定戦にさえ、出られない可能性のあった、王銘えん九段が、なんとすんなり、挑戦権を獲得してしまった。他の二人が負けてしまい、最終局を勝った王が5勝2敗で単独トップになったのだ。
 少なくとも三人のうちの二人は勝って、プレイオフになると予測していたのに、意外な展開であった。大本命と目された趙治勲を負かしたのは、ベテランの大竹英雄九段。これが半目勝ちのきわどさ。趙治勲のリターンマッチはかくして阻止され、二冠復帰の可能性は来年の棋聖戦まではなくなった。
 

半目に泣く柳時薫、半目に笑った大竹英雄

 大竹英雄九段は、この勢いで柳七段とのリーグ残留決定戦でも、これまた半目残し、残留を決めた。「治勲さん、柳さんに続けて半目勝ちとは我ながらエライ!」と終局直後大竹英雄は思わず語り始めたというが、その気持ちも分かろうというものだ。
 本因坊戦リーグ戦は、このように勝てば挑戦者負ければ陥落の厳しいリーグなのだ。柳は昨年もまったくこれと同じようなケースで勝ち越しながら陥落という貧乏くじを引いた。もっとも昨年は三次トーナメントを勝ち上がり、ただちにリーグに戻りはしたが。今年はうまくいくかどうか。残留を決めたのは、趙治勲名人、山田規三生七段、大竹英雄九段、それにタイトル戦の敗者、陥落組は彦坂直人九段、王立誠棋聖、林海峰九段、柳時薫七段。

 それにしても、このところ、柳七段の半目負けが続いている。名人戦リーグでは二連勝の後、三連敗したが、そのどれもが半目負けなのだ。特に王立誠棋聖との一局など、負けのない碁をわざわざ負けにしたような一局で、かつてのタイトルホルダーで、きちんと勝ち切れた時期から、どうも、勝ちきれない低迷期に入っている。本来のふてぶてしさが顔を潜めたせいかも知れない。



(2000/3/19掲載)
王立誠王座、ついに棋聖位獲得、趙治勲、名人一冠へ

 王立誠王座がついにやりましたね。4勝2敗の戦績で趙治勲から棋聖位をもぎ取ってしまいました。趙治勲は、今年勝てば、棋聖位連続5期となり、藤沢秀行、小林光一に続いて、名誉棋聖の称号を手に入れることができただけに、悔やみきれない敗北であったに違いありません。第4局で、1万局に一度あるかなしかの、信じられないような逆転を果たした後、流れは大きく、王立誠に傾いたようです。第5局にしても、趙治勲の方に何度か決め所があった碁でした。しかし、決めきれない。そのうち、非勢の王立誠が勝負手を放ち、難局を制してしまう。
 かくして、趙治勲は、昨年趙善津と争った本因坊戦と同じ星取でカド番に追い込まれてしまいました。しかし、ここまできても、「7番勝負の鬼」という趙治勲への信頼は揺るがず、「これで7局までいく」というのが、大方の見方だったようです。しかし、私は心の中で、密かに、本因坊戦の再現があり得るのではないかと思わないではなかった。結果は、まったく、その通りになってしまいましたね。今回も、前回同様、一手ばったりのような信じられないような着手で、棋界最高位のタイトルを失ってしまったのです。
 こういう敗北を、どう説明すればいいのだろう。長年、頂上でぎりぎりの戦いを続けてきたことから来る疲労なのだろうか。相手を惑わせるような手を打つのは、趙治勲の得意技だったはずだ。それで数々の信じられないような逆転劇を演じてきた。ところが、今回に限っていえば、惑わされたのは趙治勲の方であり、惑わしたのは王立誠の方であった。そこに時の勢いの差が現れているように思える。タイトルへの思いこみが激しい分、趙治勲の思考回路に微妙な欠落部分が生じていたのであろうか。
 ただ、王立誠のタフネスさが、こうした着手の乱れを呼んだと言えないこともない。第四局でみせた、さん目もポン抜きしたような大石への覗きにしても、完全に趙治勲のヨミになかった手だったのだろう。正しく応じれば何でもない手であったものが、一分碁に追い込まれている趙治勲は自分のヨミを外され、あわててハザマを付いた。ところが、それは王立誠の待ち受けていた手だった。非勢に陥ると、乱戦に持ち込み、相手に決め所を与えず、最後まで食らいつく。これが、さすがの趙治勲の神経を想像以上に草臥れさせる。そこで、致命的な放心の一手を打ってしまう。
 いずれにしても、三年半続いた、趙治勲の大三冠の時代、いわば一強時代から、棋聖・王座に王立誠、名人に趙治勲、本因坊に趙善津、十段、碁聖、天元、の三冠を占める小林光一の並立する群雄割拠時代へと、時代は移行したようです。
 ところで、本因坊リーグでは趙治勲がトップを走っており、昨年の雪辱を期して挑戦者として登場してくる可能性は高く、崩壊した態勢の建て直しに全力を傾注するであろうから、今年も棋界は引き続き、熱の入った展開が繰り広げられることだろう。楽しみですね。




青木喜久代女流名人位、防衛(2000/3/8)。小林泉美四段、またしてもタイトル戦で破れる

小林泉美四段が青木喜久代女流名人に挑戦した第12期女流名人戦は、青木喜久代女流名人が、連勝してタイトル防衛に成功しましたね。青木喜久代女流名人には、安定感がありました。一方、この一年間に3度もタイトル戦に登場した小林泉美四段、ことごとくタイトル奪取に失敗してしまいましたね。この二局目は、しょうしょうアマチュア的なヨミの誤算があって、優勢な碁を失ってしまいました。ただ、自らのヨミを信用して果敢に戦いを挑んでいく態度は、この局でも顕著で、こういうひたむきな情熱があれば、そのうち、タイトルの一つや二つ向こうの方から転がり込んで来るでしょう。今は、来るべき飛躍のための雌伏の時、結果は気にしないで、碁の王道を着実に歩んで貰いたいものです。



第24期棋聖戦七番勝負第4局、王立誠王座、逆転で趙治勲棋聖を破り、2-2のタイ

 2月17日、NHK衛星放送で第24期棋聖戦第4局の実況中継を見始めたときは、黒の厚みの中に孤立した右辺の白が、他の白石とどうつながるか、うまくつながる手があるのかという局面だった。盤の中央に、白石を三つもポン抜いた鉄壁のような黒の一群が立ちはだかっているのだ。まともに行くと下辺の白石につながるのは無理、左辺へ脱出を図ると、上辺の白の一等地が見る影もなく減少しかねない。それでは白負けの図。最後の手段は、黒の包囲網の中で生きることしかないか、と解説の結城七段は、石を並べては崩していた。そのとき挑戦者の王立誠王座が放った一手が、三つもポン抜いた石への覗きという手だった。まさしく勝負手というにふさわしい、飛躍した一手だった。すでに秒読みに追い込まれていた趙治勲棋聖、その手には、さすがに意表をつかれたらしく、あわて気味にハザマを突いていった。その結果白は4目をちぎられはしたが、本体は下辺と連絡し、三目もポン抜いた黒の大石の生死が怪しくなってしまった。覗いたところから石を差し込まれ、さしものポン抜き跡が後手一目となり、今度は逆に、左辺の黒石につながるか、中央で先手一目作るかの局面。黒が143と桂馬に打ち、更にその石からこすんだところで、テレビ中継は打ち切りになった。これまで圧倒的に優勢な黒のムードが一気に暗転した感じの局面だった。

 午前0時半から、棋聖戦のダイジェスト放送が同じNHKの衛星放送で行われた。結果は白番王立誠王座の12目半の勝ちになっていた。結局、中央の黒の大石が殺されてしまったのだ。そこで、事実上碁は終わったのだが、あまりにも信じられない敗戦で、さすがの趙治勲棋聖も、簡単に投げる気にならなかったらしく、最後の寄せまで打ったのだ。
 局語の趙治勲棋聖の第一声が、三つもポン抜いた石への覗きという手に対して、すぐ上を出て押さえさせ、かけ継ぎのところを覗いて継ぎを待ち、覗かれた石の二路下につければ下辺への接続は出来ず、従って、白はほとんど、手のほどこしようがなかったということだった。時間に追われて、ハザマを突いたのが、失敗の元となったのだ。
しかし、この大逆転により、4局すべて白番が入り、2-2のまったく対。最後の3番勝負へといよいよ煮詰まった。
 俄然面白くなってきましたね。



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第24期棋聖戦:趙治勲棋聖2-1で、挑戦者王立誠王座をリード

毎年、年頭を飾る大タイトル戦である棋聖戦では、趙治勲棋聖が2-1と挑戦者の王立誠王座をリードしていますね。趙治勲棋聖は、第二局、よもやの見損じで落としたにもかかわらず、第三局では、二間高がかり定石に新手を放って序盤からリードし、最後まで付け入る隙を与えず完勝、改めて趙治勲つよしの印象を与えましたね。昨年、本因坊位を失い、三年連続の大三冠から二冠へ、したがって新年を久しぶりで二冠で迎えることになった趙治勲棋聖、この棋界最高位のタイトルだけは、絶対手放したくないでしょうから、王立誠も、昨年末に王座戦で、同じ趙治勲棋聖を挑戦者に迎え、第一局を失いながら、その後、棒に三つ勝ってタイトルを見事防衛した勢いで、どこまで肉迫できるか、興味津々です。趙治勲著「地と模様を越えるもの」を読むと、趙治勲棋聖が、二日制の碁は他の碁とは異質なもので、自分はこれが本当の碁であると考え、その対局に全身全霊を打ち込んでいるようなことを言っておりますが、趙治勲が言うとおり二日制の碁は、いまだ彼の独擅場なのかどうか、王立誠の奮起を期待したいものです。

第38期十段戦:挑戦者に中野寛也九段

十段戦では、中部総本部の中野九段(30歳)が挑戦者に名乗りを上げましたね。山下敬吾七段を半目差で下しての、檜舞台への初登場です。棋理に明るい碁を打つ中野九段が、試合巧者の小林光一十段を相手にどこまで戦えるか、楽しみです。五番勝負の第一局は、3月9日。
 それにしても、若手のホープ、山下敬吾六段、昨年秋の天元戦に続いて、またしても挑戦権を逸しましたね。あのときは、ベテランの工藤紀夫九段にしてやられ、今回は勝者組で、一度下した中野九段にしてやられたのでした。
このことからも、この十段戦、少しルールがおかしいことが分かりますね。二敗したら、敗退という単純なルールに統一すべきでしょう。山下敬吾六段は、まだ一敗しかしていないのは、中野九段と同じことですから、今度は敗者側に廻って、最後の一戦に臨めるようにすべきです。将棋界ではすでにそのようにルールが改められていますよね。

第47期NHK杯:趙治勲棋聖と柳時薫の大熱戦(2月13日放映)

2月13日放映の趙治勲棋聖と柳時薫七段の一戦、最初から最後まで手に汗を握らせる熱戦で思わずテレビの前に釘付けになってしまいました。序盤で趙治勲がみごとな打ち回しでリードを奪いますが、上辺の石を生きにいった隙に、柳が七段が、コウと思われた左辺の石を巧みに生きて逆に趙治勲の大石を召し取って、逆転に成功。その後は、次々に勝負手を繰り出す趙治勲を相手に、見事に逃げ切って柳七段の中押し勝ち。見終わって、ぐったりするような碁は久しぶりです。

第55期本因坊戦リーグ:本命趙治勲棋聖単独トップ

五回戦が終わった時点(2月10日)で、本命の趙治勲棋聖が4-1で単独トップ。3-2に大竹英雄九段、王銘宴九段、柳時薫七段。趙治勲棋聖の残る2局の対戦者は、この3-2で追う大竹英雄と、柳時薫の二人。趙治勲棋聖はリターンマッチに燃えていることでしょうが、ここは直接対決のある大竹英雄九段と柳時薫七段に頑張って貰って、リーグ戦を盛り上げてもらいたいものですね。

女流棋戦:気になる小林泉美四段の不調

一方、女流棋戦を展望しますと、第3期女流棋聖戦では、知念かおり女流本因坊が、小林泉美女流棋聖を2-0のストレートで下して、女流二冠を達成しましたね。
それにしても、NHK杯で、男性九段陣を大いに悩ませ、女流棋士界の制覇も夢ではないと思われた小林泉美四段の最近の不調が気になりますね。不調とは言え、第12期女流名人戦では、青木喜久代女流名人への挑戦を決めているのですから、並の棋士とは違いますが、ここ一年、タイトルにチャレンジしては跳ね返され、自らの三連覇のかかったこの棋聖戦では、虎の子のタイトルをあっさり明け渡し、無冠に転落するようでは、不調としか言いようがありません。一時、体調を崩したとも聞きましたし、周りの期待が大きいせいで、棋聖戦第一局に見られたように、少々肩に力が入りすぎているのかも知れません。
 折角の大器、過労にならぬよう自重して体調を万全にし、青木女流名人に挑んでもらいたいものです。



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