ここには、「たまには歌句会」に投稿した私の作品に対して寄せられた、会員の皆さんの感想や、私が発言したメールなどを掲載しています。
>>11,黒揚羽濃き木陰より身を放つ
一瞬はっとする黒い蝶 >>身を放つに
心象を表しているよさ有り。
>>22,青柿は葉陰に潜み雨止まず
雨と葉陰の青柿の地味だが印象的だ。
>>潜み雨止まず がよし。
>>32,去年(こぞ)も見しやもりや窓に白き腹
今年もまた同じ窓にペタリと掌をくっつけた
守宮の気味悪さと何やらなつかしさも。
GFA03607 ざぶたろさん
》22,青柿は葉陰に潜み雨止まず
夏の雨には青々とした瑞々しさがあるのでしょうね。ただ、「潜み」と「止
まず」、動詞が重なっていることで、引き締まらない印象が残念。
扇 さん
>>8,あご髭を生やせし若者気負いなく若き女性と手を取りあいて行く
現代若者風俗 昔は勇気がいった!
>>気負いなく なんてとても、とても。
>>15,子ら家を出でて歯ブラシ二本切り新婚当初と数だけ同じ
古夫婦の(失礼!(^^)私のです)述懐。歯ブラシ二本
切り〜この >>切りは <きり>ではないのでしょうか?
>>20,瞑想のBGMに溶けてゆく暑き夏の日暮れゆくほどに
夏の日暮れは、音のBGMに、絵のBGMそして瞑想の
夕暮れ、いつ暮れるのか。
>>3,我がふりは直さず人のふり直す
”人のふり見てわが振り直せ”
とは、ようゆうわ!!
現代の某国総理以下多数。
>>5,身から出た錆びゆえ落とせば身が細る
さびを落として身を細めている人物は
いるだろうか?
未ださび付けたままなのか。
>>7,取締役は取り締まられる役
取り締まり役の取り締まりそのまた取り締まり、
本当に国民主人公の取締役を選出しなければ。
BZZ16641 びーどろ さん
>> 青柿は葉陰に潜み雨止まず
青柿と柿の緑葉はなかなか区別がつきませんが、よく見れば、青柿の緑色
(薄青色)と葉の緑色はやはり違っていて、同系統の緑色の二重奏に、雨色
が加わって・・地味ながら深みがあって・・作者の観察眼の鋭さを感じます。
>タオさん、はじめまして
黄口解釈で、拙作を3点も取り上げていただいてありがとうございます。
>>湧き水に揺れ透き通るところてん
> 水道水ではなんだかところてんが可哀想。こういう思いをさせて
>あげたいし、そうしたい(^^)。夏ですねー。日本の夏はこうでなく
>ちゃ。
郁哉さんからの感想に対する返事にも書きましたが、私の故郷では湧き水にところてんを
冷やします。湧き水の水流に微妙に揺れて透き通るところてんは夏の清涼剤そのもの。
>>うまいねと褒められ按摩止められず
> ほめられるのも、感謝されているのもやめられない理由だけど、
>按摩している人の、相手の嬉しそうな顔がみたくってやめられな
>い・・・。と解釈しました。
作者自身よりも深く読んでいただいているようで、恐れ入ります。優しいですね。
>> ビロードの肌紅の薔薇一輪見つめるほどに引き込まれ行く
> 薔薇の向こうに一人の「魔」めいた年若い女性がみえます。自分では
>その「魔」を全く自覚していない、そのため見る男性を引き寄せてしま
>うような・・・。艶っぽいけど、恐ろしい歌ですね。
びーどろさんからいただいた感想への返事で書きましたが、絵を重ねた作者の
<<つもり>>を、するどく見抜いていただいて感謝しております。「魔」とまで
言っていただくと作者冥利に尽きると言うものです。
******* ******
タオ さんから( 黄口解釈へのお礼のお礼 97/07/10 )
秋光さん、初めまして。タオです。末永くおつきあい下さい。
不慣れな私の解釈でうまく私が感じたことが表現できたか心配だったの
です。(よかったー。うまく秋光さんに伝わったみたい・・・。)
>冷やします。湧き水の水流に微妙に揺れて透
>き通るところてんは夏の清涼剤そのもの。
目で見て、心で感じる涼ですね。とっても贅沢!(^^)。
>作者自身よりも深く読んでいただいているよ
>うで、恐れ入ります。優しいですね。
私も母の肩もみをしますが、母は褒め上手なんですよねー。
それで、つい・・・。
>>> ビロードの肌紅の薔薇一輪見つめるほど
>に引き込まれ行く
>感謝しております。「魔」とまで
>言っていただくと作者冥利に尽きると言うも
>のです。
あれいらい、お花屋さんの前を通ると紅い薔薇に目がいきます。
97/07/09(水) 20:58 タオ(DZW02676)
** ******
#07158について
>まろんさん
はじめまして (97/06/30 )
拙作に対して感想をいただきありがとうございました。
>> 瀬戸際の命削りて文くれし父の筆致になお力あり
>まず この歌に惹かれました。お父さんを思う心が、一首からにじみ出るように
>思われます。韻をふまえて、よくまとまっていると感じました。
故郷にいる88歳の父は、今年の初めごろ入院しましたが、生来の筆まめで、
病院からも便りをくれたものです。その後、病状が進んで、もう歩くことも、便りを書く
こともなくなりましたが、最後にもらった文の筆致に、元気なときを思わせる
張りを感じました。先月、見舞に帰省しましたが、思ったよりは元気で、
ただひたすら、回復を祈ってきました。
秋光 翔(VEB02372)
****** ******
佐保子 さん( 97/06/29 )白恥感想
郁哉さんに続き、結果発表前の勝手選歌句感想です。色は「白」にさせて
頂きました。(^^)/ どしろうとなもので...。 駄洒落失礼。
^^
【和歌部門】
12,筆まめの父の返事の二度も来ずこのまま二度と来ぬかと案ず
仲直りできましたか? ちょっと心配。(大きなお世話!!)
【俳句部門】
9,湧き水に揺れ透き通るところてん
やはり爽やかな涼感に、動きのある心太。にゅるん。
不勉強コメント失礼致しました。(結果・作者発表以前のUPです)
佐保子 ☆~
****** ******
びーどろ( 97/06/30)さん
勝手読みです。
【短歌部門】
>>ビロードの肌紅の薔薇一輪見つめるほどに引き込まれ行く
紅の薔薇のビロードのような艶やかな肌、じっと見つめていると、
赤の裏に黒が見え隠れしているのが分かる。ただ、『ビロードの肌』
の唐突な置きかたに、他に隠されたメッセージがあるよう気がふとし
て、単純なようで複雑な歌に思える。
以上、勝手読みでした。失礼があったらお許しください。
台風の影響で、昨日は羽田まで行くもフライト直前で欠航。結局、
家に引き返して、今日、台風一過の青空の中、高松での結婚式に往復
飛行機の日帰りをやって疲れた・・びーどろでした。さあ、寝よう(^^)
****** ******
扇 (・・落ち穂拾い)さん
>> 夏の濠白鳥離れ離れなり,
白鳥の群は北へ飛び去って、夏の濠に残っているのはどうしてか?
ばらばらの離ればなれの鳥達哀れなり!
[川柳部門]
>>こんなはずなかったはずがまた外れ,
秋光 翔さんのトップ当選、おめでとう御座います。
>>こんなはずなかったはずがまた外れ はこのこと
でしょうか?(^^)
扇さんへの返事
>扇さん、楽しい感想、ありがとうございます。
拙句
夏の濠白鳥離れ離れなり
に対して
> 白鳥の群は北へ飛び去って、夏の濠に残っているのはどうしてか?
>ばらばらの離ればなれの鳥達哀れなり!
との、感想をいただきましたが、これは、皇居のお濠に飼われている白鳥を詠んだもの
です。暑い日本の夏を離れ離れで過ごす白鳥!まさしく哀れなりと思ったことでした。
また私の川柳
こんなはずなかったはずがまた外れ
に対しても
> 秋光 翔さんのトップ当選、おめでとう御座います。
> >>こんなはずなかったはずがまた外れ はこのこと
> でしょうか?(^^)
との、ご祝辞、ありがとうございます。外れてトップ賞というのも何ですので
>>こんなはずなかったはずがトップ賞
では、いかがでしょうか。
****** ******
郁哉さんの感想
>9,湧き水に揺れ透き通るところてん
わたしの感想はどうも「目に見える」ものに向けられてしまうのですが、この句も涼
しげな気持ちにしてくれる句ですね。でも「わき水」に「ところてん」を入れて食べた
のでしょうか?この辺のリアリティがちょっと。が、「ところてん」のテレビCMなん
かで使えそうなシーンです。
>28,夏の濠白鳥離れ離れなり
先日千鳥が淵に行きましたら、確かに白鳥が離ればなれにいましたよ!!
>30,詠み人の心見返す薔薇一輪
薔薇の一輪を見詰めながら必死に俳句する。そんな作者をあざ笑うかのように薔薇の
一輪はただ、そこに在る。哲学的な一句。
郁哉 ( 97/07/03)さんからの返事
秋光さん こんばんわ
>郁哉さんから、拙句
> 湧き水に揺れ透き通るところてん
>に対して、
>> わたしの感想はどうも「目に見える」ものに向けられてしまうのですが、この句も涼
>>しげな気持ちにしてくれる句ですね。でも「わき水」に「ところてん」を入れて食べた>
>のでしょうか?この辺のリアリティがちょっと。が、「ところてん」のテレビCMなん>
>かで使えそうなシーンです。
>との、感想をいただきましたが、わたしの故郷は、湧き水の非常に多いところで、とこ
>ろてん屋の店の中や前にも湧き水があり、そこでところてんを冷やしたりするのです。
そうでしたか!「なぜ?どうして?」と考えすぎてはいけないのですね。
「そういうこともある」と納得する心が鑑賞力の幅を広げるのでしょう。
秋光さんは、拙句「どくだみを表に活けたり妻の粋」に1票入れてくれたんですね。
すごくいい人だと思います(^_^;
郁哉さんへの返事
>郁哉さん#07146
お返事ありがとうございました。
> 秋光さんは、拙句「どくだみを表に活けたり妻の粋」に1票入れてくれたんですね。
>すごくいい人だと思います(^_^;
すごくいい人にしていただいて、感謝!
ところで、奥様の反応は、意外と素っ気なかったようですね。
詠み人の苦労というものは、家族といえど、なかなかわかってくれないものなんですよね。
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三猫 さんの 「第44回たまには歌句会勝手感想」( 97/05/30
23:25 )から
2, 大振りの枝下ろされし大木の切り口白し万緑の中
枝打ちされた街路樹が目に浮かびました。枝打ちが町の美観のためなのか
木のためなのかよくわかりませんが、緑と白のコントラストに初夏を
感じました。
18, 病床の父慰める言の葉はもはや尽きたりひたすら祈る
心が痛くなります。祈ることしかできない看護側ですけど
そばに居るだけで伏せっているものは安心なのです。
20, 半世紀生きた証や身辺の調度はなべて老犬の貌
「なべて老犬の貌」が、よくわからなかったです。ごめんなさい。
06683 魚容さんの 「たまには44感想」( 97/05/31 18:13)から
【和歌部門】
2, 大振りの枝下ろされし大木の切り口白し万緑の中
枝打ちの切り口の白さが、なんとも美しいです。万緑の中、そこだけはくらい杉や檜
の植林帯。緑と白のコントラストと言うよりは暗い影の中の白という感じがします。
【歌】21 路の辺に小さきたんぽぽ幼子のしゃがみて見つむ語りかくごと
(1,みなまたまなみ)短歌はどうもわかりません
(1,ざぶ )僕も(^^;)
(1,扇)この日かたりかけるということですか?
(1,小僧)たんぽぽに、座り込んで、語りかけるようにしている様子でしょうね。
(1,三猫)小さなたんぽぽに語りかけているようだってことだと思いました。
(1,秋光 翔)幼子がたんぽぽに語りかける。
(1,小僧)小さい子どもが、顔をを近づけて・・・。
(1,三猫)じっと、見つめている一生懸命の小さな子供なのですね。
(1,扇)路は道のほうが
(1,秋光 翔)少し草も生えているような路。
(1,みなまたまなみ)田舎道でなく案外都会の路傍かも
(1,扇)ああそうか
(1,ざぶ )「語りかけている如」なのでしょうけど、
(1,ざぶ )「語りかくごと」でいいのかな?
(1,三猫)ざぶさんなら、どうしますか?
(1,三猫)語り…なんとします?
(1,扇)それはむつかしい
(1,ざぶ )いっそ、「語りかけたり」とフィクションにする手も・・・ダメかな(^^;)
(1,三猫)なぁる。(^_^) >ざぶ
(1,小僧)「しゃがむ」が少し和らかいので、その後の「見つむ」と「語り」の堅さとが
(1,小僧)対比的ですね。>ちょっと違和感もありますが。
(1,みなまたまなみ)タンポポの生命力は凄いですね
(1,ざぶ )今日、うちの前なのですが。一年生がタンポポの綿ぼうしを大事に
(1,ざぶ )握って帰るところ見ました(^^)
(1,みなまたまなみ)いいなー
(1,扇) タンポポとはつつみの音
(1,ざぶ )ツツミ草、とか言うそうですね>扇さん
(1,三猫)抜く時、ポンと音がするからかな?>扇さん
(1,ざぶ )形からです。タンポポ>つづみ>三猫さん
(1,三猫)なぁる2>ざぶ
【歌】19 冬鳥の去りにし沼はただ広く淡き緑に鈍く光れり
(1,ノーラ)この歌の情景は目に浮かびます
(1,魚容)僕も目に浮かびます
(1,ざぶ )「沼」が巧いのではないでしょうか「湖」だったら、広いのは当たり前で。
(1,佐保子)なるほど、たしかね。>ざぶさん
(1,小僧)たたみかける形容詞に圧倒されますね。
(1,ざぶ )「ただ広く・淡き・緑に鈍く」ですね。なるほど>形容詞
(1,ノーラ)若い頃「印旛沼」の畔にいましたので
(1,佐保子)茨城県民でしたか! >ノーラさん
(1,ノーラ)千葉県です
(1,佐保子)げっ...(^^ゞ
(1,ノーラ)あっ、私は東京人です
(1,佐保子)すみません、さっきどちらと仰言ってましたっけ?
(1,ノーラ)千葉県の印旛沼の畔に疎開していた親戚の居候
(1,ざぶ )寂しくなったけど、春の緑の水面になったのですね(^^)
(1,魚容)たくさんいた冬鳥がいなくなった感じがでてると思いンます
(1,魚容)だめだ。泥酔でごめんなさい
(1,ざぶ )わはは(^^;)>魚容さん
(1,佐保子)大丈夫ですか? 私も飲みたい〜>魚容さん
(1,魚容)申し訳ないです
【俳】23 日はたゆたい家居のどかに柿若葉
(1,ノーラ)ゆったりします
(1,ざぶ )たゆとふ=春の陽、ですかね(^^)
(1,佐保子)秋のために、柿は春から用意してるんですね。
(1,ノーラ)その若葉でお寿司作るでしょ、奈良地方
(1,佐保子)柿寿司!
(1,佐保子)おいしいですよね。
(1,ノーラ)多分若葉だと思うけど
(1,佐保子)うん、カタイと巻けない>ノーラさん
(1,秋光 翔)狭い庭にも柿の木があり。春になると若葉がある。
(1,ノーラ)つやつやして綺麗ですね
(1,ざぶ )いちおう、これも夏の季語ですね>「柿若葉」
(1,佐保子)季語なんだ!
(1,ざぶ )といっても、俳句の季節は早いけど(^^;)
(1,ノーラ)もう数日で「夏」ですよ
(1,佐保子)ふふ、季節先取り。
(1,ノーラ)五月は「夏」ですよね、季語
(1,ざぶ )のどか、といっても、春ではなくて、「初夏の長閑」。
(1,秋光 翔)そうでしたか。>ざぶたろさん
(1,魚容)熱い柿の葉が日の光に透けるよな緑の色をみせるとき
(1,ノーラ)そう、春と夏の間の
(1,佐保子)いいなあ、初夏は1年の中で一番好き。
(1,ざぶ )家居も、初夏の風がとおって、快いってところでしょうね(^^)
(1,ざぶ )春だったら、つきすぎなのでしょうね
(1,佐保子)つきすぎって?
(1,ざぶ )ううむ。解説は今度ね(^^;)>佐保子さん
(1,佐保子)ざぶさま、今度ね。
三猫 さん
19, 冬鳥の去りにし沼はただ広く淡き緑に鈍く光れり
沼の色、沼の静けさが、私の内でパァーーっと広がり
迷わず選んだ歌。
魚容さん(97/04/02)
【和歌部門】
6 楽章の間の深き静けさよ眼を閉じて全身浸る
「楽章の間」って、第一楽章と第二楽章の間とかそういうことかな。あの時って、み
んな我慢してたのか咳をごほごほこんこんやることが多いのですけど、緊張感ありま
すよね。その緊張感も一緒に全身で音楽に浸っているんですね。クラシックのコンサ
ートにも久しぶりにいきたくなりました。
12 枕辺に終夜優しき雨音の庭木慈しむごとく響けり
いいですねぇ。「春の夜の雨」のムードたっぷりです。
びーどろさん (97/04/04)
勝手読み、失礼します。
【和歌部門】
>> 5 悔しさを噛みしめているの?唇の両端をぐいと曲げているのは
?マークや「ぐいと」という表現が新鮮な感じ。青春まっただかの若い
友達以上恋人未満?の二人の会話が聞こえてくる。「いまのは倶楽部」で
は、あまり出てこない若い感覚の歌に思えるけど、このパターンが得意な
そんなに若くない?方もいらっしゃるので(^^)、・・・若い新たな詠み手
が参加してきたとしたら面白いのだけど。
ざぶたろさん(97/04/03)
【俳句部門】
》3 歌姫の声涼やかに春の宵
「歌姫」といえば中島みゆきを思い出してしまいますが、今の時期はテレビ
の改変期なので特番で歌番組が多いです。最近の歌、なかなか良い曲が多い
です。カラオケの持ち歌にするには難しいけれど(^^;)
気儘感想、勝手読みにて失礼。 ざぶたろ
ざぶたろさん(97/03/02 )
柔らかき水の流れにゆだねればこの身の魚のごとき軽ろさよ
日常習慣のように泳いでいる僕としては、選ばない訳には行きませんね(^^)。
でも実際は、「この身」はだるくって熱いし、「水」はとても重いのよねン(^^;)。
三猫さん( 第41回たまには歌句会和歌部門勝手感想( 97/03/02 )から)
1 あれやこれやるべきはずのことどもを忘れしままに時は過ぎゆく
追われている毎日の生活。人間は毎日、なにかを片付けている。最後には
自分も片付けていかなきゃいけない。忘れてるから生きていける。
8 柔らかき水の流れにゆだねればこの身の魚のごとき軽ろさよ
柔らかき水、気持ちよさそうですね。お布団の中でもいいですね。(^^;
半覚醒の時の気持ちよさと言ったら…。軽いんですよね。まさに無重力状態。
12 亡き母の顔鮮やかに浮かびたり愛唱されし歌ふと口ずさみ
記憶のどこかに、大切にしまいこんである愛。
歌うことができない母のために、いっしょに歌おう、懐かしさと共に。
元さん( RE:第41回たまには感想(97/03/07 )から)
父よりファックスで送られてきました感想をそのまま送らせていただきます。
『どの句も初心者の私から見ますとよくできていて選句に迷いました。
迷った挙句下記の3句に惹かれました。
>2 わが町はやや霞みをり冬芽満つ 2点
>5 寒月の谷あいの町染め尽くす 1点
>14 雀らの軒に身を寄す春一番 1点 』
これで4点になってしまい、また悩んだ挙句下記のファックスとなりました
『>2 わが町はやや霞みをり冬芽満つ
は、25句を一覧したとき1番印象に、残ったので、どうしても2票いれたい。
あとの2句は、
>5 寒月の谷あいの町染め尽くす
に1点としてください。迷ったのですが、
先日、孫の誕生会で尋ねた折、車中より見た上弦の月が強く印象に残り
作句したいとずっと思っていた。そのような個人的な理由で、これを選
びます。
* 湯煙は暗き夜空にかき消えてただ音もなく風花の舞う
三猫さん
>> 夜に入る露天風呂は、また格別なものがありますね。
>> 研ぎ澄まされて行く感覚がこちらまで伝わる歌です。
魚容さん
>>夜の露天風呂に風花が舞います。美しいです。私は肩まで湯につかりながら、上を向
>>いて大きく口を開け、風花を口で受けようとしています。
* 月に吠える犬にも似たりわが生の行く末想い天を仰げば
ざぶたろさん
>> 「月に吠える犬」に似ているのは、「天を仰(ぐ我が姿)」だけなのでしょ
>> うか。「わが生の行く末」を想う気持ちにも、犬のそれと通じ合う部分を感じ
>> ているのかな?
三猫さん
>> あぁ、こんな感じ。どうしようもなく暗澹とした未来、
>> 「我慢しなさい」未来のために言われた言葉も今は明るい未来など
>> ないに等しいのではないか。
魚容さん
>> 月に吠える犬にも似たりわが生の行く末想い天を仰げば
>> ちょっと甘すぎるかなって思いましたが、大きく広く深い夜空をあおぐ気分がとっ
>> てもいいと思いました。
* 静寂に聴き惚れている喧騒の都会逃れて秘湯にあれば
三猫さん
>> 「静寂に聴き惚れている」素敵ですね。あぁ、いいなぁ。
ざぶたろさんの粋なはからいで、今回のRTでは、私の和歌と俳句(「のすり」シリーズと
どなたかが言っておられました)和歌と川柳をペアで合評していただき、大変楽しい
有益な感想をいただきありがとうございました。のすりのほうは、ともかく、「曰く言い
がたき」と「欲しいものあるときだけは妻も笑むとを、並べて見られると相当深刻な
夫婦像が想像されたようですが,RTで、どのような感想が出ているかも知らず、その頃、
私ども夫婦は、丸四日朝から夕刻までせっせとゲレンデを滑り降りておりました。
【俳】のすり舞う空の蒼きに富士の雪
【歌】のすり翔ぶ風強き日の富士山の全山覆う雪のまぶしさ
(1,まり)「のすり」シリーズですね。
(1,ざぶ )明らかに、同じ作者でしょうね(^^)
(1,扇)すっきりしたくでした。>ざぶたろさん
(1,吟)風が強いから富士山ぜんぶ見えるんでしょうか?
(1,小僧)のすりとは、どんなものなのでしょう?
(1,ざぶ )タカみたいな印象があって、一富士、二鷹・・・を連想しましたが?
(1,扇)とり>ざぶさん
(1,まり)どうも、歳時記や辞書には出ていないですね>「のすり」
(1,まり)大きな辞書を引かないと…
(1,ざぶ )出てたら、季重なりですね>まりさん
(1,小僧)ありました。鷹の小型のような鳥ですね。>のすり
(1,まり)なるほど>鷹の小型…
(1,みなまたまなみ)のすりを広辞苑で見ました。難しい字です
(1,三猫)のすりって、風が強いので飛ぶ小石かと思っていました。(^^;あはは。
(1,ざぶ )(^^;)>三猫さん
(1,まり)学研国語大辞典と新明解国語辞典には、ありませんでした(^-^;)>のすり
(1,小僧)風に吹かれて、羽を動かさずに空を舞っているのですね。>のすり翔ぶ
(1,吟)気流に乗ってるんですね>小僧さん
(1,小僧)そうでしょうね。おおらかな印象ですね。>吟さん
(1,ざぶ )同じ材料を、俳句と短歌にしたてているのですが
(1,みなまたまなみ)主題がのすり、蒼い空、富士の雪のどれですか
(1,吟)わお!雪
(1,ちせ)風が,主題ではないかと思います.
(1,ざぶ )風の強さに、青空が鮮やかな印象もありますね>ちせさん
(1,ちせ)織り込みのような,手法の歌ですね.
(1,まり)青と白と、「のすり」の黒でしょうか…>色彩のイメージ
(1,吟)うん(^^)>まりさん
(1,ざぶ )「織り込み」ですか?>ちせさん
(1,ちせ)風が,主題であればですが...自信ないです.
(1,参加者)きっとのすりに気をとられていた作者が富士山のそれも真っ白な富士山に
(1,参加者)はっとしたのではないでしょうか。
(1,ざぶ )そうですね、空の青さと雪の白の対比が鮮やかで(^^)>参加者さん
(1,小僧)「全山覆う」が、少しおおげさな気もするのですが、そのくらい雪で白い
(1,小僧)と・・・。
(1,吟)色と時間と場所、というのは歌を作る材料です(^^)
(1,まり)色というのは、わりと凝りますよね(^^)>吟さん
(1,小僧)白い山の前で、鳥が翔んでいるのが小さく見える、というのはいいですね。
【柳】欲しいものあるときだけは妻も笑む
【歌】曰く言いがたき数々長年の夫婦の心の底に澱みぬ
(1,ざぶ )同じ作者ですが
(1,参加者)あーいやだわがことのようで
(1,ざぶ )わはは、笑む の方ですか?>参加者さん
(1,参加者)いやちがう最近欲しいものは、自分で買う。ということはわらわなくな
(1,参加者)っちまった。
(1,小僧)ジャックスの宣伝のようですね。>欲しいものあるときだけ
(1,まり)黙って買う>私の場合
(1,ざぶ )て、ことは、作者はいちおうシリに敷かれてはいないってことですね
(1,まり)欲しいものがないときには、にこりともしない妻って、怖いです(^-^;)
(1,吟)ブランコはどうなったのでしょう
(1,ちせ)寒い夫婦の歌ですね.どちらが歌ったのでしょうか??
(1,ざぶ )男性の作品のようです>ちせさん
(1,ちせ)川柳は,いろいろ取れそうですね.
(1,三猫)前者は男性の川柳ですよね。
(1,小僧)プロの妻ですかね・・・。(^。^;
(1,ちせ)プロの妻???>小僧さん
(1,まり)プロの妻…(^-^;)
(1,小僧)「亭主元気で留守がいい」とか言いそうな・・・。>ちせさん
(1,ちせ)それは,どこの妻でも言いそうですよ>小僧さん
(1,小僧)そうですか。こわいです。(^。^;>ちせさん
(1,三猫)短歌は女性らしい気がするけど。
(1,まり)「澱」が積もりすぎても、会話がない夫婦になりそうで、怖い…
(1,まり)言うと大喧嘩になったりとか、キリがなかったりする、「澱」
(1,みなまたまなみ)欲しいものがあっても笑わないともっと怖い
(1,ざぶ )「心の底に沈む、曰く言いがたいモノ」ってのは怖いですね(^^;)
(1,三猫)でも、これがいいんですよね。>ざぶさん
(1,ざぶ )そ、そんなものですか(^^;)>三猫さん
(1,ざぶ )やもめ には、想像できない>三猫さん
(1,三猫)やもめでも、彼女にだって、黙ってる事ありますでしょ?(^_^)>ざぶさん
(1,ざぶ )ノーコメント>三猫さん
(1,三猫)ずるーーい>ざぶさん
(1,ざぶ )わはは、
(1,ざぶ )それにしても短い期間では、こうはいかないですよね>三猫さん
(1,参加者)きっと扶養していらっしゃるのね
(1,ひと)欲しい物 買った直後に 目移りを。
(1,ひと)違ったか・・
(1,参加者)なんか買ってやるとか買ってもらう間柄を夫婦とよぶのかな
(1,まり)恋愛関係だと、ありそうですね>ひとさん>買った直後に目移り
(1,まり)妻の場合、目移りすると離婚とか手続きが大変そう(^-^;)
(1,小僧)少し怨念のようなものが、ストレートに出すぎのような気もしますが。
(1,ざぶ )次。同じ夫婦の機微でも、こう言うやり方もある
魚容さん
【川柳部門】
欲しいものあるときだけは妻も笑む
いや。まったく。わらわせられます。
葡萄茶 97/01/08 )さん
感想RTの日、出ようと思いながら10時ごろにはもう、すやすや寝てしまいま
した。ごめんなさい。
投票したものを中心に幾つか感想を書きます。
【和歌部門】
》 のすり翔ぶ風強き日の富士山の全山覆う雪のまぶしさ
ト
のすりという鳥はよく知らないのですが、富士山がまぶしいくらい輝いて、
しかも強い風が吹いている。とても冷たい風でしょう。そんな冬の厳しい気候の
なかでのすりが翔んでいるんですね。風に向かって飛んでいるのにほとんど動か
ない、という様子を想像します。言い回しは巧いとは思えませんが、清冽な風景
で気に入りました。これに1票。
》 今ここにいる本と絵に埋もれて長き歳月かけしたくらみ
よく意味が分からなかった歌です。分かればいい歌なのかもしれません。
【俳句部門】
》 のすり舞う空の蒼きに富士の雪
「のすり翔ぶ」の歌と比べると緊張感が薄い。「舞う」だからだろうか。
今回も、大勢の方から、拙作への投票、感想をいただき、心から
感謝しております。原作者としては、自分の詠んだ意図が、
うまく伝わったかどうか、不安なものですが、感想をいただくと
その辺りが良くわかって、大変励みになります。作者の意図を作者以上に
的確に表現した感想をいただいたりすると、有り難くて自然に頭が下がります。
以下、拙作に対していただいた貴重な感想を、自分用に整理したものを、
そのまま並べさせていただきました。
【和歌部門】
拙作: じわじわとわれの内部で壊れゆくものあり止める術もなきまま
ざぶたろさんから(12/01)
>>壊れゆくものは、情熱なのか、善意なのかあるいはプライドなのか。日々数
>> え切れない細胞と決意と無垢なるモノが壊れ続ける「私」という物の内部。
三猫さんから(12/03)
>>これ、これ。こんな感じです。私の脳はこんな風です。
>> 決意も未来も喜怒哀楽までも壊れていくのです。
魚容さんから(12/05)
>> 感傷にすぎない、となかば自分でもわかっていながら、それでも心の中で何かがく
>>ずれていくのを見つめているときってありますね。うんうん。為すすべの無さが、か
>>えって転機になったりして。
拙作:老いし父の奇矯はわれのうちにあり癌にて逝きし母の悲哀も
ざぶたろさんから(12/01)
>>病や「奇矯」はともかく、肉親の短所も長所も我が身に伝わっていることに、
>> なんとも切なくなる体験は誰しもあるのでしょう。それを厭うのか嬉しく感
>> じるか、人それぞれに。
びーどろさんから(12/02)
>>遠い先祖からの血脈の輪廻と人間の宿命を感じさせます。
>> 哀しいですね。人間とは苦悩するから人間なのかも・・・。
三猫さんから(12/03)
>>せつない歌ですね。大きくて偉大な両親が年と共に小さくなり
>> 病に冒され逝き、介護が必要な年齢となる。すべてを受容し、覚めながらも
>> 愛はあふれている。
>> 死は恐怖ではない、死の迎え方こそが人間の恐怖。
魚容さんから(12/05)
>> 何と言っても上の句が迫力がありますね。自分に流れる血について考えるようにな
>>るのはいつの頃からでしょうか。父母の喜びや悲哀なんてものに思いを馳せることが
>>できるようになるのはいつからなのでしょう。とっても言いと思いました。
同じく、三猫さんから(12/07)
>> 魚容さん、ざぶたろさん、びーどろさん
>> 感想を読み、それまで気が付かなかった
>> 事がようやくわかったのでした。
>> 「われのうちにあり」これは、自分の体に流れる父、母、一族の血、
>> 遺伝子といえば極端ですが、そういうものを詠んでいたのですね。(^^;
>> 全く、読めていませんでした。
>> あぁ、これだから感想を読むのが楽しくて。(^_^)
拙作:岩風呂の湯は透き通り岩肌の色そのままに裸身に映える
三猫さんから(12/03)
>> そのお湯にはハラハラと紅葉が落ちる。湯気に光がさし、贅沢な時間が
>> 流れていく。
【俳句部門】
拙作: 餌台を清めて冬の庭となす
ざぶたろさんから(12/01)
>> 小鳥のための餌題の掃除でしょうか。「清めて〜となす」と改まった言い方
>> に、冬に向かう心の構え形と、小鳥に対する気持ちが込められているように
>> 感じました。
びーどろさんから(12/02)
>> ピンと張りつめた気。飯田ダコツの「芋の露・・・」の句を思い
>>起こさせます。
こうして並べてみますと、作者がコメントするまでもなく、皆さんの感想の中に作者
の意図が透けて見えてくるような気がします。
だから、三猫さんにならって
>> あぁ、これだから感想を読むのが楽しくて。(^_^)
と、いわないわけにはいきません。
ただ、餌台の俳句にだけは、コメントをつけますと、都心新宿の高層ビルが見える所に
住んでいますが、餌の少ない冬場になると、いろんな小鳥が、わが家の狭い庭に置いた
二台の餌台を訪れるようになります。四十雀、目白、ヒヨ、鴬、鳩、雀、椋鳥、など
結構、種類も多いのです。
もう五年目になりますが、さて、そろそろ餌が少なくなり、小鳥が不自由しそうな時季
になると、餌台を掃除し、ピーナツの皮をむいて、金網で作った筒に入れてやるのが私
の役目なのです。冬になり、忘れず、戻って来てくれると、本当に嬉しいものです。
今年も、四十雀が、もう姿を見せました(もっとも、四十雀は、冬だけでなくかなり、
やって来ますが)。春先、自然界に餌が増えて、小鳥が来なくなると、寂しいような、
嬉しいような気がするものです。
そういうことで、この句は、わが家の冬の風物詩を詠み込んでみたのです。
これからも、なんとか、和歌、俳句、川柳の三部門に三作品ずつの投稿を続けたい
と思いますので、引き続きご愛読と楽しい感想をお願いします。
秋光 翔
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