|
||
|
1955年11月4日(金曜日)晴れ 起床:9時20分 就床12時30分 学校は休み 昨日の日記を書いた後、今まで書いていた日記を読み返してみた。 なるほど日記というものはありがたい。すばらしき天使の言葉が秘められていた。 なぜ、私は日記をつける習慣を持てないのか残念に思う。私の現在におけるよりも もっとすばらしいことがこの日記の中には書かれていた。私はこの日記をもう二年も 前に買っていながら当然埋められているべきページはまだ開発できぬダイヤモンド鉱 いやそれにも勝るウラニューム鉱の鉱山としてその先端をのぞかせているだけなの だ。それに私は飛びついていかなかったほど目がなかった。 こんなことを書きながらも明日はまた日記を書くことを忘れるかもしれない私。 この 意志の弱い私が家では幅を利かしてあと二年もすれば東京に出なくてはならないのだ が、それを自分であきれてもしかたがない。 今十二時を打ったからもう今は昨日のことを書いているのだ。おっと待った。正確な (?)私の腕時計では今がちょうどjust12時である。 今日は図書館(私立)へ出かけて「大地の息子たち」を読んだ。ちょうど今三分の二 ほど残っている。あんな本を一時間くらいで読破できたらさぞかし面白かろう。
|