思うまま感ずるままを即興の和歌に託して日記とせんや
率直な飾らぬ言葉で和歌を詠み技巧に依らず真情示さん
独立の一首一首はつたなくもかく纏まれば胸を揺すらん
独立の一首一首で勝負する常の和歌とは一線画す
即興の三十一字も日記替わり長年積もれば物語となる
日記付く代わりに和歌を詠み続けわれは開かん新しき地平
誰もまだ試みざりし和歌による日記文学いまここに在り
願わくば出版されて歌好きの人に読まれん即興和歌日記
変わらざるごとく流れる年月も振り返り見れば同じ日はなし
八年の月日流れて妻と子の病癒えるも母は逝きけり
我もまた職場変わりてもう五十五元気なれども昔は定年
単身で赴任もしたり愉しみと他人には言えどそればかりかや
淡々と日常歌えど思わざるドラマ生まれて絵巻見るよう
あくまでも即興性が売り物で技巧弄せず日記体裁
段組みに工夫凝らせば読み易い本に仕上ぐも難しからず
和歌ならば読み易きこと無類にて一千首越えるも気にならぬ ほど
素人の歌人と言えど出版の経験もありつぼは心得る
ともかくも騙されたつもりで読み通せば新しき文学手応えし かと
つれづれに本書繙けば気心の知れた友人身近に見出さん